9月9日(月) 台風15号で被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。

今回の台風を経験し私なりに感じたことをお伝えいたします。

台風直撃の日も弊社で足場を立てている現場がありました。

深夜12時を回ると経験のしたことのない強風と風の音に加え家もかなり揺れていました。

ただただ怯え、早く過ぎ去ってくれることを待つしかありませんでした。

それと何よりも気になるのが足場をたてている現場です。

前日までに手繰っておきましたので「大丈夫!!」と自分に言い聞かせてはいるもの、

初めての台風の威力に「お願い!無事でいますように」と祈るばかりです...

一睡もできず、やっと朝が来ました。

まだ風も強く吹いている中、早朝から現場に向かいました。

お客様宅に向かう道中、台風の被害というよりかはテロでも起きたのかと目を疑ってしまう光景ばかりでした。

電柱、大木が凪ぎ倒れ、道路は冠水、停電によって信号はついていません。

お客様は大丈夫か!!?無事でいてください。という思いでやっとご自宅につきました。

足場は、無事でした!!!インターホンを押すと、中からは奥様が出てきてくださいました。

「大丈夫でしたか!?」

「怖かった!!でも大丈夫です!!」

と、おっしゃて頂いたときは心の底から「よかった!」と思いました。

しかしまだ現場が残ってますので、隣町に向かいました。

再び車を走らせると、酷い道路状況でした…普段なら25分程度で着くところが2時間30分かかりました。

まさに八方塞がりとはこのことをいうのだと痛感しました。

やっと現場に到着し幸いすべての現場は無事でした。

私が今回一番感じたことは自治体の対応の遅さにびっくりしました。9日の朝車を走らせた直後に、「これは自衛隊派遣レベルだな」と感じました。そう思った方も

沢山いらっしゃたと思います。

停電、断水地域の住民の方への情報が全く入ってこないことです。いつ頃復旧できるかや、暑い日が続いてましたので冷房の利いてる施設がどこに行けば

あるのか、何よりも食料、お水の配給も遅すぎるとも思いました。

停電地域では、小さなお子様がいらっしゃるご家庭は、就寝時に窓を開けるしかありませんが、防犯上怖くて寝れないとのお話も多くありました。

・・・話すときりがありません。

今後、こういった災害に備えて日々の備えや自治体の災害管理体制の強化を図るべきと痛感した自然災害でした。

まだまだ困っている方が大勢いらっしゃいます。自分のできる範囲のことで行動しお役に立てるようしていきます。